第8回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会 in 宮崎

テーマ別実践交流会 ②不登校時および不登校後の支援

第2交流会 不登校時および不登校後の支援 

◆コーディネーター
  ・松尾佳一郎さん(コスモス会)
  ・松尾清美さん(コスモス会)

◆助言者
  ・村上公平さん(NPO法人おおさか教育相談研究所)

◆報告者
  ・櫻庭輝典さん(有志国際高等学校/熊本)
  ・川畑寛記さん(宮崎県立延岡青朋高校/宮崎)
  ・浦田直樹さん(私立秋桜高等学校/大阪)
  ・小山民さん (私立秋桜高等学校/大阪)
  ・青木道忠さん(NPO法人子ども・若者支援ネットワークおおさか
  ・仲谷由美さん(未(不)就労若者を対象とする就労雇用チャレンジ協議会)

《 趣 旨 》
小・中学校、高等学校における不登校児童・生徒への公的支援として、各校にカウンセラーを配置したり、適応指導教室を拡充したりすることが行われている。また民間においては「親の会」等による親への支援や各種NPO組織等による子どもへの支援が行われている。しかしそうした努力にも関わらず不登校からの立ち上がりが不十分な子どもたちが数多く存在しているのが現実であり、彼らに対する支援は今後ますます必要であると考えられる。
一方、かつての不登校経験者が社会参加を試みるもうまく行かない場合がある。つまり学校卒業後の進路が決まらなかったり、一旦進学や就職できても長続きせずにやめてしまう等である。このように、様々な人々の支援によって中学校や高校は卒業できてもその後何の支援もない場合、再度のつまずきから長期的引きこもりに移行するというケースも多く見られる。
本交流会では不登校経験者を多く受け入れ、社会参加への道を開く努力を続けている通信制高校と若者の支援施設の事例発表を通じて、子どもたちが進学や就職といった社会参加の次のステップにどうすればつまずかずに進んでいけるか検討する。
学校卒業後に何ら支援が得られない空白期間を作らずその後の進路を保証するような支援のためには、民間の努力とともに予算措置を含めた行政の関わりが強く求められるためこの点に関しても討論を行いたい。


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