第8回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会 in 宮崎

テーマ別実践交流会 ③発達障害とひきこもり支援

第3交流会 発達障害とひきこもり支援 

◆コーディネーター
・山田裕一さん(障害学生パートナーシップネットワーク/熊本)
・山下和代さん(マルチウェーブ/宮崎)
・篠沢まゆみさん(産業カウンセラー/宮崎)
・小原尚美さん (エジソンファミリー研究所/宮崎)

◆助言者
・赤松馨さん(宮崎東病院精神科)

◆報告者
・山田裕一さん(障害学生パートナーシップネットワーク/熊本)
・山下和代さん(マルチウェーブ/宮崎)

◆パネリスト
・YOUさん(発達障害当事者ひきこもり経験者/宮崎)
・澤田藤夫さん (宮崎21高齢者福祉研究会)
・岩切 牧さん(発達障害のある子供をもつ母親/宮崎)
■趣旨
発達障害の状態や状況は、歴年齢・発達年齢ごとに移り変わり、支援の方法もオーダーメイドで修正していく必要があるにもかかわらず、学校やコミュニティーの対応(環境)によっては放置され、または、疎外さえされる状況下にあることが少なくなかった。また、支援を受けることが出来たとしても、ひきこもり・発達障害の当事者は「社会的に問題を抱えた存在」として常に受け身に擁護されることが多く、この関係性に違和感を持ち、支援を受けることをためらっている当事者も数多く存在する。さらに、当事者のみならず、その家族も社会的に生きづらさを共有している状況にあり、支援者は、そのような当事者や家族を受け止め、支援していく役割を担う存在という関係であった。 今回の本交流分科会では、「人は人間関係の中で成長する」という視点から、ひきこもり・発達障害関係者と当事者の意見を聞くことにより、「支援者は当事者を支えなければならない」という固定的観念を超えて、当事者・家族・支援者が、お互いの能力を引き出しあう『共存者』としての関係性を模索しつつ、異なる立場がつながり合うための「総合的支援」について考えていきたいと思う。
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