第8回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会 in 宮崎

特別シンポジウム

「ひきこもりの総合的支援をめざして」 

◆コーディネーター兼報告者
 山本耕平さん (立命館大学教授)

◆シンポジスト
 太田政男さん (大東文化大学学長)
   「現在の若者が置かれている状況」

 佐藤洋作さん (NPO法人文化学習協同ネットワーク代表)
   「総合的支援としてのひきこもり支援を展望し実践する」

 山本耕平さん (立命館大学教授)
   「若者ソーシャルワークの課題とひきこもり支援」



◆趣旨 若者支援の第一歩は、若者のニーズに応えることにある。若者への深い理解が、支援の第一歩となる。若者を理解する上で、世界共通の趨勢として若者の社会への移行が困難になっている事実と日本的特質をおさえておかなければならない。また、若者の困難は若者自身の問題であり社会の問題でもあるという事実をしっかりと踏まえなければならない。それは、主体と社会の相互関係のあり方を問う作業において可能となる。いうまでもなく、若者は支援の対象であるとともに主体です。支援とは若者が自ら困難を乗り越えようとする主体性を支える営みである。 今日、私がここでシンポジウムの課題として提起したいことは、次の諸点である。まず、第一に、若者達が仲間と共に育つことが、どう阻害されてきたのかを探ることである。第二に、なかまとの育ちあいを追及してきた居場所実践に流れる支援哲学の検討が求められます。第三に、若者支援と新たな働き方についての検討が必要である。 今日の論者は、教育学研究者の太田政男さんと、若者支援実践者の佐藤洋作さんと、精神保健福祉実践から若者に関わる山本耕平さんが上記の三点について語る
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