第8回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会 in 宮崎

テーマ別実践交流会 ⑤フリースペースにおける若者支援

⑤第5交流会 フリースペースにおける若者支援 

◆コーディネーター
  ・平尾隆光さん(NPO法人フロンティア会)
  ・日高聡子さん(遊学舎)

◆助言者
   ・西村秀明さん(宇部フロンティア大学)

◆報告者
・藤井敏和さん(フリースペース和の家/山口)
   ・山北美和さん(佐世保 フリースペースふきのとう)
  ・落合智子さん(コスモス会)
若者達は、互いに理解しあい受容しあうなかでより豊かな青年期を過ごす事ができます。青年は、その豊かな対人関係のなかで他者と結びつきながら自己の個性を獲得します。青年期における仲間は、自己が他者と異なる自己であって、他者と異なる自己に存在価値があることを認めるために重要な資源です。ひきこもりの若者達は、この自己の存在価値を認める資源である仲間を失っていることが多い。 「自分が自分でいていい」という存在レベルで自己を肯定する安心感をもてなくなっている若者が自己の存在を確認できる場所が居場所ではないでしょうか? 居場所とは、自分が自分でいてもいい場所、それを自分も周りの人たちも認めてくれる場所とも言い換えることができるかもしれません。 そこには仲間がいて、ともに育ちあいます。ただ、そこで育ちあう為には、居場所が単に安心できる場であってはならず、若者達が、多様な他者とのかかわりを発見することができる工夫が必要です。さらに、その場では、居場所を若者達が、自身の力(自治)で運営することも必要となります。そうした居場所の創り方、いまある自己を単に否定されるのではなく、尊重し合い、今ある自己と向き合うことが可能となる集団を作るには、どうしたらよいか?また、運営の費用の様々な工夫なども探っていけたらと思います。
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